Travis Japanとかいう沼に落ちるまで
とても長い
「ここは沼だな近付かないでおこう」と思った段階ではもう手遅れなんだなぁということをTravis Japanというアイドルグループに出会ったことで思い知った。
初めまして。人生の半分以上がオタクのリセといいます。
小学生の頃からマンガやアニメが好きで、中学ではニチアサにハマり、高校では男児・少年向け作品とコスプレに時間を費やし、社会人になってからは女児向け筐体やソシャゲにつぎ込むどこからどう見てもオタク。
また上の兄妹の影響で幼い頃から音楽好きなこともあり、10代後半からはライブハウスに足を運び、地元に来ないがために頻繁に遠征もしていた。
典型的なオタクだ。
そんなオタクの私が、ジャニーズに落ちた。
更に業が深いのは落ちた先がJr.であること。
それが冒頭のTravis Japanというグループです。
元々ジャニーズに嫌悪感はなく、小学生の頃にドラマで見かけた山下智久さんはかっこいいと思っていたし、Ya-Ya-yahは山下翔央くんが好きだったし、高学年になれば"ごくせん"が流行ったのもあり女子の仁亀論議にも参加した(最終着地点は上田竜也さん)、そして親によく雑誌を買ってもらっていた。
ただ、テレビや雑誌を見てかっこいいなぁと思う程度でしかなかったのだ。
地方の田んぼと山に囲まれて生活し、お小遣い制ではなく必要なことがあればその都度親に理由と金額を言って貰うシステムだったため、コンサートなど東京に住むお金持ちの人々が行くものだと思っていた。
高校生になれば変わると思うかもしれないがそれでも絵にかいたような田舎。バイト先はあまりなけりゃ、最低賃金はお察しだ。バイト代は微々たるもの。
だからか、県外に出るような趣味は持たず、市街地の方で月一程度で開催されるコスプレイベントに参加する程度に留まっていた。
はずだが
色々とあり2.5次元→若手俳優→V系→スポーツ観戦→V系/スポーツ観戦と、気付けば追っかけになっていた。
ライブや観戦が生活の中心になっていたため、テレビを見る機会もめっきり減り、ジャニーズという存在は頭の奥の奥の方に追いやられて、思い出すこともほぼほぼなかった。
けれどV系という界隈は毎年「今年は多かったね」と言葉にするくらい解散、活動休止、メンバーの脱退や引退、失踪というのが当たり前のようにある。
それらがきっかけなのであろう、仲のいいのバンギャの友人達は気付けばV系の現場を離れジャニーズに腰を据えていた。
接点がないような子たちも揃いも揃ってジャニーズなのだ。
「私は好きなバンドも居るし、好きなメンバーも活動してるし、しばらくはこのままバンギャだろう」なんて考えていた。
友人らの盛り上がるジャニーズに行くことなど到底ないだろうと思っていた。
その中で彗星のごとく現れたTravis Japan!そして七五三掛龍也!
「なんじゃこの人!はちゃめちゃに可愛い!!!!」
女子もびっくり、メイク前と後が劇的ビフォーアフターすぎる世界に長く居たせいで、素が良すぎる人間を久々に見て衝撃が走りました。
「顔がいい」
それだけで人は動画を見るし、写真を見る。
根本がオタクなのでグループについて調べてしまう。
「いかんこれは間違いなく落ちる沼だわ」と察知した私は咄嗟に深入りしないよう線引きを始める。
だが「顔がいい」という感情には逆らえない、YouTubeチャンネルの木曜日担当がTravisJapanゆえに毎週木曜日になると見てしまう。
そして平日休日問わずライブに行き、曜日感覚の狂っていたバンギャは曜日感覚を思い出す。
毎週楽しみにして見ていれば、メンバーそれぞれの個性なども分かり、ますます楽しくなる。
最初は七五三掛くんしか顔と名前が一致しなかったのに、気付けばメンバー7人の顔と名前をスラスラと言えるようになり、画角から外れた個所から発された声でどの子なのか分かるようになっていた。
そういうレベルになってからじわじわと中村海人くんが気になるようになっていた。
「いいキャラしてんなぁ」と思っていたら彼はオタク。
謎の親近感により七五三掛くんの次にお気に入りになった中村海人くん。
激熱・顔がいい 七五三掛龍也くん。次に熱い・キャラがよすぎる 中村海人くん。
しばらくそんな状況だった中で知る、彼らのミュージックステーションへの出演。
その日はリアタイが出来ないため録画。
YouTubeでは男子高校生のノリでわちゃわちゃ楽しそうな彼らとは一変、しっかりアイドルをやっている姿がバッチリと映っており、思わず「かっこいい」と口にしていた。
とりわけ惹かれたのは中村海人くんの"愛のかたまり"のイントロで映し出されたクールな表情とサビ前で表情豊かに歌う姿。
それまで七五三掛くんが圧倒的一押しだったのが揺らいだ瞬間だった。
そこから少しの間「どっちに沼るかな~」なんて悠長に考えていた。
既にお金落としたい気持ちでいっぱいになっているオタクの姿である。
出演から9日後、単独コンサートの応募期間と当落、チケットの入金期限を知り「これならお金なんとかなる!月跨ぎサンキュー!」と思い30分もしない内にジャニーズJr.情報局に入り、申し込んでいた。
ツイッターで「Jの民は私がこのまま七五三掛沼に落ちるのか中村海人に落ちるのか生暖かく見守っていて下さい」(原文まま)とツイートしたのが申し込みから8時間後。
それから9時間後、見守っているとリプライをくれていた友人から「私が寝ている間にかなり緑に侵食されてますね?」とさらにリプライが来ていた。
深夜、なにかきっかけがあったでもなく、自ら中村海人くんの沼に喜び勇んで飛び込んでいた。
自分でも何が起きたか分かっていない。
それくらい不思議な魅力があるのだ。
彼には。そして彼らには。
YouTubeでわちゃわちゃきゃーきゃーと盛り上がる姿は20代前半、年相応の男の子そのもの。
アイドルであることを求められる瞬間になれば、YouTubeでの姿が嘘のようにかっこいい姿に切り替わる。
そして彼らの持ち味である卓越したダンスを披露する。
この長くなりすぎたエントリーではこれ以上書くことができないので、沼落ち詳細はまた別の日に。
定期的に供給がある上に、無償コンテンツ。
それを楽しんで「お金払ってないから沼に落ちてない。セーフ」ではない。楽しみにしてる段階で既に沼にニコニコ顔で浸っているのである。
「○○と××どっちにはまるかなぁ」なんて言っているとき、既に片方に心奪われているのである。
「ここは沼だな近付かないでおこう」と思った段階ではもう既に近付きすぎていて、思いもしないタイミングで落ちている。
それをTravis Japanと中村海人くんに出会い、思い知りました。
まだ現場を経験したことないジャンルというワクワク。
そしてデビューを目指す彼らの頑張りをリアルタイムで見ていけるワクワク。
これからの日々がまた、よりいっそう楽しみだ。
とかきれいに締めたつもりじゃん???
ジャニーズなめてたわ!!!!チケット当たり前のようにご用意されなかった!!!!
長年当たり前のようにチケットがご用意される世界に居たからめちゃ胃が痛かったし、すごい落胆した~~~~~~~~~!!!!
ねだるな勝ち取れ!復活当選は願ってるし、チケ発はがんばるよ!!!